北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

福井県内一筆書きの旅(後編)遠いビール

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勝山駅えちぜん鉄道のフリーきっぷを購入し、

しばし待つ。

改札のアナウンスが流れたので車内に入ったが、

誰一人ほかにお客が現れない。

 

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よりによってこの車両にはアテンダントさんが乗務していた。

うーむ、運転手とアテンダントさん、に対し、

客1人なんて、、、、と思っていたら、

出発間際になって1人飛び乗ってきた。

電車は勝山駅を出発。

 

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すっかり緑が濃くなった九頭竜川沿いを下り、

永平寺口駅で下車。

 

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永平寺発三国観光ホテル行きのバスに乗り継ぐつもりだったけど、

乗り場にJR丸岡駅行きのバスが現れた。

そうか、土曜日だからこのバスの運行があるのだ。

乗ろうとしたら運転手に「永平寺は行きませんが」と言われる。

確か以前に乗った時もまったく同じことを言われたような(笑)

 

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貸し切りのバスは松岡までえちぜん鉄道に沿って走り、

集落の小道を抜けて九頭竜川を渡った。

ここで面白いことに気付いた。

運賃表がずっと100円のままなのだ。

 

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福井大学病院で1人乗車。

するとその先でいきなり運賃が330円に跳ね上がった。

うーむ、補助金か何かの関係なんだろうけど、

なかなかインパクトのある運賃設定だ(笑)

 

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丸岡バスターミナルで下車して、丸岡城まで歩く。

丸岡城、以前は入場料金が300円だったと記憶しており、

小銭入れを見れば「あ、ちょうど300円あるわ」と思っていたのだが、

いつしか450円に値上げしていた。

「・・・」

 

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ただ、2015年に開館した「日本一短い手紙の館」も入館できるとのこと。

足早に丸岡城からの眺めを楽しんで、

道路を挟んだ先にある「日本一短い手紙の館」へ向かう。

 

僕は日本史に疎いもので、

最近まで丸岡に城があることすら知らなかった。

 

福井に来るまでの丸岡の印象と言えば、

丸岡高校というサッカーの強豪校があるということと、

何といっても「一筆啓上賞」か。

 

「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」

 

徳川家康の家臣であった本多作左衛門重次が、戦場から妻に宛てた手紙。

お仙とは重次の長男である仙千代、のちの丸岡城藩主本多成重。

丸岡城にこの手紙の碑があるのがきっかけで、

平成5年に始まった手紙コンクールが「一筆啓上賞 日本一短い手紙」。

 

以前、県立図書館で入選作を掲示したパネル展をやっており、

つい時間を忘れて見入ってしまったもので、

「日本一短い手紙の館」は是非訪れてみたい場所だった。

単体での入場料金は200円とのこと。

 

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ひとまわりしての感想は、

年々作品が増えるにつれ、応募者のみなさんのレベルが上がってきた、

というか、「魅せる」手紙になってきた、

よくも悪くも「うまく」なりつつあるよな、ということか。

 

そんな意味では第1回の日本一短い「母」への手紙の入選作は、

素朴で率直な思いの作品が多いような気がする。

 

親に手紙どころかメールすることも、電話することもない

親不孝な息子(僕)にはいろいろ考えさせられる場所、

とも言えた。

次回は親と口喧嘩ばかりしている相方を連れてくるのもいいかもしれない。

 

丸岡城のバス停から三国観光ホテル行きのバスに乗り込んだ。

 

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バスはあわら湯のまち駅を過ぎると遊園地「ワンダーランド」の脇を通るのだが、

ついに取り壊し作業が始まっていた。

後で福井の有人にその話をしたら

「何だかんだで昔はよく行ってたなあ」なんて言っていた。

 

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東尋坊で下車。

 

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この時点で16時半をまわっていたが、

予想外に観光客の姿は多い、というのが第一の感想で、

次いで思ったのは商店街に急激に「空き店舗」が目立ち始めた、ということか。

後で福井新聞の記事を確認したら空きは5店舗とのこと。

 

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いつ来ても思うのは海鮮メインの「似たようなお店」が多いということで、

「たこ焼き屋」とか「そば屋」とか、「焼き鳥屋」とか、

ちょっと小腹を満たせて食べ歩きができる、

そんなお店があってもいいのにな、とは思う。

 

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東尋坊で日没を眺めてみたかったが、

残念ながら週末は17時25分が最終バスとなる。

日が暮れてから三国港まで歩く気力もなく、

おとなしく最終バスに乗り込んだ。

 

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米ヶ脇というバス停で下車。

三国サンセットビーチをぶらぶら歩く。

日没を待っている様子の方も多い。

 

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僕もサンセットビーチで日没を眺めようと思った。

 

だがまだしばし時間はある。

そんなもので「三国温泉ゆあぽーと」でひとっ風呂浴びて、

生ビールでも飲もう。

そのうちにいい時間になるだろう。

 

サンセットビーチを横断して「三国温泉ゆあぽーと」へと向かう。

頭の中は風呂上がりのビールで満たされていた。

風呂なんて5分入れば十分だ。とにかくビールを飲みたい。

 

ところが、何か駐車場の様子がおかしい。

週末にもかかわらず、妙にガランとしている。

 

おそるおそる表にまわってみると、

三国温泉ゆあぽーと」は空調設備の工事のため、

臨時休館となっていた。

 

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ああ、何てことだ、仕方ない、日没は諦めてセントピアあわらに行くか。

セントピアあわらの方が生ビールは安い♪♪

 

時計を見れば18時09分。

福井行きの電車が三国港駅を出発した時間だった。

 

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