北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

フィーダーバス・水橋漁港前〜あいの風とやま鉄道・水橋駅徘徊

ライトレールが開業してフィーダーバスの運行が始まり

富山の水橋ってところに暮らす友人が

「いやあ、便利になった、便利になった」というもので、

水橋ならJR(当時)の駅もあるし、よほどそっちの方が便利ではなかろうか、

と思ったけど、

水橋というところはもともと独立した町だったそうで、

とんでもなく広い、ということを知った。

 

行政区域境界の歴史的変遷なるサイトを確認してみると、

海岸部から地鉄越中三郷駅に至るあたりまで、

中新川郡水橋町だったそうで、確かに広い。

 

先日、フィーダーバスの終点である水橋漁港前からそう遠くない場所に、

おばちゃんが1人でやってるような食堂があることを知った。

そこからあいの風とやま鉄道の水橋駅の間にはよさげな銭湯もあるし、

天気も良さげであったもので徘徊することにした。

 

 

 

富山駅の北口に出たら、トイレに行きたくなったのだけど、

そこで「うーむ」となった。

以前は北口の駅舎内にトイレがあったのだけど、

その駅舎そのものが立入禁止となっているのだ。

 

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仮線が撤去されれば、この周辺も再開発されるのだろうけど、

北口はツアーバスの発着所にもなっているし、

もともとあった場所にトイレがないという状況は、

あまりよろしくない状況であるように思う。

 

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まあ、岩瀬浜にはトイレがあったはず、

そんな思いでライトレールに乗り込んだ。

 

僕はフィーダーバス「岩瀬・大広田・浜黒崎ルート」の利用が初めてだったので、

乗り継ぎにどれくらいの時間があるのだろうと思い、

時刻表を眺めていたのだけど、

午前と午後で乗り継ぎ時刻にばらつきがあることを知った。

 

平日ダイヤを見ると

富山駅北11時30分発で岩瀬浜11時57分着までの乗り継ぎ時間は7分、

富山駅北12時00分発で岩瀬浜12時27分着からの乗り継ぎ時間は3分と、

午前と午後でフィーダーバスのダイヤが微妙に違うのだ。

 

ま、7分あればトイレも楽勝だな、なんて思っていたのだが、

大人の事情でここでは書けないことが起こったりした。

ライトレールはこのダイヤを絶対に見直した方がいいと思う。

 

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うーむと思う点もあったが水橋漁港前に到着。

とりあえずは飯だ、と思い、おばあちゃんのやっている食堂を目指す。

 

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水橋は港町特有の明るさに満ちた、

なかなか雰囲気のある町だった。

 

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地図上であばあちゃんのやっている店の場所に着いたのはいいものの、

探せども探せども店らしきものがない。

何度かうろうろして、もしやここか、という建物があったけど、

看板がある訳でもなく、

店をやっている様子もない。

「・・・」

 

うーむ、弱ったぞとなる。

水橋という町は、食べログで検索してみると

極端に「食堂」が少ないところなのだ。

ま、掲載されていないような店もあるだろう、

と、気楽な気持ちで歩き始める。

 

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しかしながら、歩けども歩けども食堂はおろか、

茶店とかラーメン屋とか、

そこいら中にありそうなものがさっぱり見当たらない。

 

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うーむ、弱ったぞ。

空腹もピークに達していたし、

コンビニでおにぎりでも買うかと思った矢先、

道路の向かいに「のれん」が掛かっているのが見えた。

「㐂楽」、とある。

 

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テーブル上のメニューが何とも渋い。

値段を修正した跡が見えるが、

それでもなお安い。

ラーメンなんて500円、うどんに至っては380円からある。

 

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親父さんにカツ丼を注文。

しばし待つと

正統派といってもいい、蓋付きの丼が配された。

 

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何というか、見た目が

映画「幸福の黄色いハンカチ」で出所した高倉健さんが、

ビールやラーメンと共に食したカツ丼、といえばいいのかな。

この店のレトロな雰囲気の中で瓶ビールと共に食せば旨さ倍増だろうな、

なんてことも思ったけど、残念ながらこの日も飲めない(涙)

 

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㐂楽さんのおかげでコンビニ飯にならずにすみました。

ごちそうさまでした。

 

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今回水橋に来たもう一つの目標は銭湯で、

「白岩の湯」を目指す。

 

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道中に「かね七」っていう会社があり、

どこかで聞いたことがある会社名だなあ、

なんて思ってたら、毎日我が家で使ってる「だし」を作ってる会社だった。

 

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「水橋畠等」という交差点を右に入る。

何と読むんだろうと思って調べてみたら

「ミズハシハタケラ」と読むそうだ。

言われてみれば納得できる、ような気もする。

 

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白岩川に沿ってほんの少し歩くと目指す「白岩の湯」が現れた。

富山県浴場組合のサイトに掲載されている写真が、

タイル壁のレトロな雰囲気に満ちた浴室のものだったので、

勝手にひなびた施設を想像していたが、

思いの外立派な建物だ。

 

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420円支払っていざ入浴。

脱衣場も広め、かつゆったりしているし、

浴室もガラス越しに春の日差しが差し込んで明るく、

広めの浴槽は澄んだ湯で満たされている。

 

昔ながらの銭湯も好きだけど、今どきの銭湯もまた良し。

 

風呂上がりの自販機で4月に販売終了となる「明治フルーツ」を見掛けた。

ふだんは飲まないけど、販売終了となると飲んでみたくなるのよな(笑)

うーむ、風呂あがり〜って気がしてくる。

 

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白岩の湯を満喫して水橋駅を目指す。

 

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白岩川沿いで魚津方面に走っていく電車を撮影していると、

自転車に乗った坊主頭の少年が「こんにちわ~」と言って走り去っていく。

 

線路にほど近い住宅街の中を歩いていると、

何故か魚津方面から電車が走ってくるのが見えた。

ありゃ、時間を勘違いしていた、、、、

 

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ま、30分も待てば次の電車は来るだろうと思っていたら、

次の電車は50分後、、、、

 

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途方に暮れて駅前を歩いていたら、

「世界一かわいい美術館」なんていう案内板を見掛けた。

「入館料は当分無料です」なんてことまで書いてある。

 

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館内に入ると、穏やかな表情を浮かべた男性が立ち上がり、

「どうぞ、ごゆっくりご覧になっていってください」と、

声をかけてくれた。

 

展示の中心になっているのは「掛け軸」で、

こういった作品というものは

多くがガラス越しに展示されているものであろうに

この場においては遮るもの無くそのものをじっくり眺めることができる。

 

見入っていると、先程の男性が出てきて、ひとつひとつの作品を解説してくれた。

 

一巡すると「コーヒーでもどうぞ」と休憩コーナーに誘ってくれた。

この美術館は北陸新幹線が開業してまもない、

平成27年3月末にオープンしたそうだ。

当初は「世界一小さい美術館」にしようと思ったけど、

結局のところ「かわいい」に落ち着いた、なんて話を聞かせてもらう。

 

展示作品は3カ月ごとに入れ替わるらしく、

まさに来月にくればまるっきり違った作品を鑑賞できるそうだ。

(4月から基本的に月、火が休館日になるそうです)

 

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水橋駅前にある何とも居心地のいい美術館。

また来月にでもお邪魔します。

 

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電車に乗ると、胸元に花を付けた制服姿の学生が多い。

そして彼らの手には「卒業証書」が。

僕の世代の卒業証書って筒に入れる印象があるけど、

今の卒業証書ってファイル状になってるのね、、、

 

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ついでに僕が高校を卒業して富山に来てから

はや27年ということか。

この卒業証書を手にした子たちの親より

僕は年上なのかもしれないな、なんてことに気づいて恐ろしくなった(笑)

 

 

 

追伸

福井のブロガーの大先輩的存在である

pop trip Blog 2」さんに、

豊橋へと旅立っていく福井鉄道800形の様子が掲載されていました。

 

永らく北府駅の片隅に放置されていて、

ああ、もう動くことはないのか、と見るたびに切なくなっていたものですが、

このたび豊橋鉄道に譲渡されるようになったそうな。

 

考えてみれば、北陸の私鉄には太平洋側で活躍した車両が多く現存していますが、

北陸で活躍していた車両が太平洋側に行くなんて、

(もとは岐阜の車両とはいえ)珍しいパターンであるような気がします。

 

もともと名鉄に3両あって、美濃町線の廃止に伴い、

2両が福井に、1両が豊橋に行ったとのことですので、

生き別れた兄弟が再集結するといったところでしょうか。

 

800形、豊橋でも頑張ってなー!

絶対に会いに行くよ〜!!