北陸徘徊人

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おじさん3人「秋の関西1デイパス」の旅(後編)

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11月とはいえ標高654メートルあるケーブル延暦寺駅はとにかく寒かった。

ロクな上着も持たぬおじさん3人は琵琶湖の景色を眺めるのもそこそこに、

「寒い、寒い」と延暦寺を目指す。

 

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「関西1デイパス」の比叡山延暦寺チケットには

延暦寺の参拝券(700円)もついていた。

ここまで来て参拝しないのも何だかなア、と、

一応境内に足を踏み入れてはみたが、

この地は自家用車でもバスでも来れるとあって、

大賑わいなんていうものではない。

 

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足早に西塔地域を見て回り、

「今日の目的はあくまでプレミアムカーだ!」となって、

延暦寺バスセンターへ急いだ。

 

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シャトルバスで比叡山頂へ。

僕らは進行方向右側の席に座ったが、

どうやら左側には琵琶湖の絶景が広がっていたもよう(涙)

 

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バス停から叡山ロープウェイ比叡山頂駅を目指して歩く。

あまりにも人が歩いていないもので、

この先にロープウェイの駅があるのかと不安になったりもしたが、

そのうちまとまった数の観光客とすれ違った。

 

それにしても、これは本当に駅なのか(笑)

 

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正午も近くなってきたとはいえ、

この時間はまだ上りの客の方が多いのか、

下りのロープウェイは空いていた。

 

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このロープウェイとこの先のケーブルカーは京福電気鉄道の経営とのこと。

そう知れば何だか応援したくなってしまうのは、

だいぶ僕も福井県民として板につきつつあるのかもしれない(笑)

 

ロープウェイの全長は486メートルで所要時間はわずか3分。

連れが少し開いた窓から写真を撮っていると、

席に座った婦人が「なあ、兄ちゃん」と声を掛け、

「これで写真撮って」と手にしたスマホを差し出す。

 

連れが婦人にスマホを向けると

「ちゃうねん、外の景色撮って。きれいに撮ってや」と笑う。

いい意味でここは関西だなア、と思う。

 

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続けて叡山ケーブル

高低差561メートルは日本一とのこと。

ケーブル八瀬駅までの所要時間は9分。

 

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ケーブル八瀬駅に降り立つと、

「何か急に京都ぽくなったな」と連れが笑った。

何となく、その意味が分かるような気もする。

 

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叡山電車の駅に向かいつつ、

確か昔はこのあたりに遊園地があったような気がしたが、

今となってはまったくその面影すら見いだせず、

今回のルートもたびたび京都をウロウロしていた若かりしころに来ているはずなんだよなア、

といろいろ考えていたのだけど、

さっぱり記憶がつながらない。

 

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ま、きっと一晩中飲んで勢いで行った、そんなところだろう。

若い頃の京都の記憶といえば、

ひたすら飲んでいた、それしかない(笑)

 

でもって「あー、ビール飲みたいなア」と言ってみたら、

相棒にも連れにも無視された(涙)

薄情な奴らめ、、、、

 

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叡山電車出町柳へ。

駅前で昼飯食べて、

ちょっと川べりを歩いてから、今回のメインである京阪プレミアムカーに乗ることにした。

 

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出町柳駅改札口の隣にある窓口でプレミアムカーのチケットを買い求める。

淀屋橋まで、3人お願いします」

そう告げると係員氏が端末を叩き、

「横並びの方がよろしいですよね」と言い、

「まあ、そうですね」と答えたら、

ちょっと間があったもので、

これは相当混んでいるのかもしれないな、と思ったりもしたが、

無事に横並びの3席が発券された。

 

せっかくのプレミアムカーなのに、

出てきたのがレシートみたいなチケットだったのがちょっと残念(笑)

 

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出町柳駅ではこのプレミアムカーのチケットを、

自動改札機の隣にある有人改札で販売しているもので、

そのまま改札内に入ろうとしたら

「一旦表に出て乗車券を改札機に通してください」とのこと。

 

ホームでしばし待っていよいよプレミアムカーに乗車。

相棒と連れが「新車の香りがする」と言う。

改造車なんだろうけど、確かに「新車の香り」がする。

 

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プレミアムカーが組み込まれている京阪の8000系なる車両は、

1両につき片側2扉あるのだけど、

このプレミアムカーだけは京都寄りに片側1扉。

アテンダントさんの出迎えを受けるだけで、かなりリッチな気分になれる。

 

車内は背面が白、座面が黒のシートが1−2の配列で並んでいる。

僕らは京都側から乗ったから、目につくのはシート背面の「白」だけど、

大阪側から乗れば座面の黒が入り口側を向いている訳で、

乗った瞬間の印象は随分違うだろうな、と思う。

 

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座席の特徴としては左右がせりだしたヘッドレスト

JRのグリーン車のような「重厚感」ではなく、

車のレカロシートのような、「スポーティ」な感じ。

あれこれ見ている間もなく出町柳駅を出発。

 

朝も早かったというのもあれど、

隣に座った相棒は地上区間に出るなり寝入ってしまった。

ヘッドレストの「せり出し」を絶賛していたが、

頭は既に通路側へとはみ出している(笑)

 

通路を挟んだ反対側の1人席に座る連れもまた、

よほど快適なのかウトウトしている。

 

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車内を見渡してみると、中書島を出た時点で、

僕ら3人以外には2人しか乗っておらず、いささか寂しい。

これは仕方ないよなア、とも思う。

もともと、京阪の特急電車など、十分すぎるくらい快適、かつ豪華なのだ。

 

枚方市からもプレミアムカーへの乗車があったが、

それでもこの日のこの車両に関しては最大で10人いたかどうか。

ただ、この後、僕らは淀屋橋から京橋に出て、他のプレミアムカーを眺めていたら

「わりと乗っている」そんな印象があった。

 

何となく、特急列車の「プレミアムカー」なんて聞くと、

庶民からは手も出しにくい印象があるけれど、

実際は名鉄のμシートや南海の「サザン」の指定席のようなものなんだろう。

 

ホーム上でチケットを購入できない点、

改造車故に窓割りと席があわない点

トイレがないのは仕方なくもあり残念な点ではあるけれど、

プラス500円なり400円で座席が確保されて、

快適な移動空間が約束されるのはありがたいことだなアと思う。

 

 天満橋を過ぎても隣の相棒は爆睡していたもので、

さすがに起こして終点の淀屋橋で下車。

相棒と連れの感想は「想像以上に快適だった」とのこと。

快適だった、というのはよく眠れるという意味なのかもしれない(笑)

 

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帰路はダブルデッカーに乗車する。

僕は京阪特急では前面展望が楽しめる一番前の席がお気に入りであるが、

2人のリクエストでダブルデッカーに乗車となった。

後から思えば、別に子供を引率している訳でもないもので、

自分1人だけ先頭車に乗ってもよかったような気もするが、

まあ、いい(汗)

 

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三条からは地下鉄乗り入れの京津線の電車で山越えして、

浜大津へ。

 

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朝にJRから京阪に乗り継いだ皇子山駅に着いた頃にはすっかり日も暮れていた。

「これは乗りがいがあったなあ、満足だわ」

と連れが言う。

 

相棒も先日、関西の実家に帰省する際、

この「関西1デイパス」を使ったらしいのだけど、

「こんな色々行けるなんて知らなかった」とのこと。

僕も今度地元に帰る際には京阪のいろんな駅で途中下車して

見知らぬ町をウロウロ徘徊してみたい。

 

湖西線の電車と北陸線の電車を乗り継いで新疋田駅へ戻る。

普段降りない駅なもので、

つい下車し損ねそうにもなる(汗)

 

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それにしても、

新疋田から乗れば1日安く遊べるのは十分すぎるほど分かったが、

ドライバーである僕は一滴も飲めない点がつくづく残念な点。

 

おじさん3人の旅にも関わらず、

「帰り運転したるから飲めば」の一言がなかったのも

つくづく寂しい点(涙)

 

京都や大阪に電車で行きながら、

酒も飲まずに帰ってきたなんて初めてでなかろうか。

 

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僕が待望のビールにありついたのは

さらに1時間半ほど後のことだった。

 

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