北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

JR山陽本線・神戸駅〜和田岬駅徘徊

今年初の湊山温泉を堪能するために神戸駅に降り立つ。

 

 

最近、湊山温泉を訪問する際はもっぱらバスを利用していたのだけど、

年末年始で腹回りがとんでもない状況になったため

反省の意味も込めて歩くことに。

今日は休みなので当然「飲む」し「食べる」けど、

その分「歩く」つもりではいる。

 

 

 

30分も歩けば目的地に到着。

 

 

入浴券と併せて喫泉の利用券も購入。

ひとっぷろ浴びて、

朝日を受け輝く生ビールをコタツで飲めるというのは

まさに湊山温泉ならではの醍醐味であったりする。

 

 

昨年の秋ごろから仕事がめちゃくちゃ忙しくなっててすっかりくだばりモードだったけど、

湊山温泉でまったりすごせばその疲れもほぐれていく。

毎週はこれないけど、2週間に一回くらいは通わないといけないなあ、と思う。

 

お昼ごろまで風呂と喫泉を行き来して、湊山温泉を後にした。

 

 

湊山温泉には何度も足を運んでいるが、

すぐ近所にある神社は「見上げる位置」にあることもあって、

これまで足を踏み入れたことがなかった。

今の時期なら汗をかくこともなかろうと山側へ向かう。

 

 

祇園神社に到着。

境内までは88段の階段が続いている。

地元では「平野の祇園さん」として知られているそうな。

階段を登ると、神戸の街が一望できた。

 

 

あれやこれやとお参りというかお願い事をして祇園神社を後にして、

平野の街へ。

 

 

新開地へ向かう道中で、やはりかねてから気になっていた神社に立ち寄った。

荒田八幡神社という。

 

 

こちらで見かけたのは以下のような注意書き。

 

 

「塩や酒をまかないで!!」とある。

僕は見たことないけど、

そういった行為をする方がいるということか、、、

 

 

新開地に到着。

今回はぜひお邪魔したいお店があった。

昨年オープンしたこちらのお店では僕の大好物「もつ煮」を食せるらしい。

 

 

生ビールともつ煮のセットがワンコイン、500円。

 

 

このもつ煮が自分好みの味だったもので、定食も頼むことにした。

味はみそ、しょうゆ、塩、カレーから選べるとのこと。

店員さんにおすすめを聴いてみると、

「圧倒的にみそが一番人気なんですけど、私はさきほど食べていただいたしょうゆが好きです」

とのことで、しょうゆ味を注文。

 


昨夏、もつ煮定食を食べるためにわざわざ滋賀の近江八幡まで行ったもので、

神戸で気軽に食せるのは非常にありがたい限り。

店員さんの雰囲気もいいし、ちょくちょくお邪魔することになりそうだ。

ごちそうさまでした。

 

 

新開地を南下。

ここまで青空が広がっていたが、

和田岬エリアに入るとにわかに雲行きが怪しくなり、

イオンに飛び込んでしばし雨宿り。

 

 

イオンでもだらだら飲み食いしてしまい、

もう僕は痩せることを金輪際諦めたほうがいいのかもしれないなあ、

と思う。

雨が上がると、キリッとした寒さの冬空が広がっていた。

 

 


和田神社、三石神社と参拝して徘徊もいよいよクライマックス、

最後のひとっ風呂へ。

今回お邪魔したのは笠松湯さん。

 

 

扉の先には昔ながらの番台があって、

脱衣場にはテレビもないので、

静寂の空間が広がっている、

というか、女性客の笑い声が聞こえてくる。

 

浴槽もひとつだけ、中央にでんとある。

めちゃくちゃシンプルなんだけど、

めちゃくちゃ居心地がいい。

 

湯を満喫していると、若い父親に連れられた男の子2人が入ってきた。

銭湯独特のカランの使い方も慣れているし、

常連さんなのかもしれない。

身体を洗い終えると、浴槽につかり

「いーち、にー、さーん、しー」と数えている。

 

今はすっかり大人になってしまった甥っ子たちの幼い頃を思い出し、

ほっこりした気分になる。

笠松湯さん、いいお湯でした。

 

 

最後はJRの和田岬駅から帰路につこうと思う。

土曜の夕方であるが、仕事帰りらしい方々が少しずつ駅にやってくる。

駅前のコンビニに入り、アルコールを買い求めている方もいる。

休みだった僕も、そんな方々に見習って、、、、

 

 

最近、徘徊途中に飲むにはこのサイズのビールが一番いいよなあ、と思う。

けど、売ってるコンビニがあまりないのよなあ(涙)

 

 

僕は和田岬駅から電車に揺られ、

兵庫駅西明石行きの電車に乗り継いで帰路についた。

 

 

 


追伸

 

こんな時期だから、でもないけれど、

この徘徊の翌日、神戸の深江浜にある阪神高速の「震災資料保管庫」を見学してきた。

 

 

僕は阪神大震災の時は富山にいたし、

今回の能登半島地震の時は兵庫にいた。

そんなものでそれほど大きな地震を経験したことがない。

だからこそ、震災について知る機会があれば、今後も学んでいきたいと思う。

 

今の僕には義援金とか、献血とか、そういったことしかできないけれど、

長らく北陸の地でお世話になった人間として、

被災地の復興を心より願っています。