読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

恐怖のミニバス(ロットゥー) バンコク〜アユタヤ編

タイ

DSC04828.jpg

エアポートレイルリンクでパヤータイ駅に着いた時点で0時をまわっていた。

さて、BTSスカイトレイン)の終電に間に合うか?

どのガイドブックを見てもBTSの運行時刻は

「おおむね6:00〜0:00」とある。

 

ただ、

私はBTS公式サイトで最終列車時刻表らしきものを見つけていた。

(現在は削除)

 

この時刻表によると、

パヤータイ駅発の終電は0:21分であり、

サイアム駅に0:25分着、

同一ホーム乗り換えでホテル最寄りのチョンノンシー駅に0時34分に着く、

はずだった。

 

ところがパヤータイ駅の乗換通路はすでに閉鎖されていた。

いったん地上に降りてBTSの駅に向かう。

ところがシャッターはすでに半分閉じられており、

券売機も営業終了状態である。

 

警備員らしき人が私たちを見て、

「No!」と叫んだ。

窓口にいた女性もにこやかに「No!」と言った。

 

0時を過ぎたら乗せてくれないのか、、、

私達は高架下を歩き出した。

電車はあきらかにまだ走っている。

 

で、タクシーを使ったら

BTS2人分の運賃より安かった(笑)

 

翌日はバンコクから北に約76キロ、アユタヤを訪ねることにする。

1351年にウートン王によって建都されてから、

1767年にビルマ軍の攻撃で破壊されるまでの417年間、

アユタヤ王朝の都としてタイの中心であり続けた街だ。

 

さて、バンコクからアユタヤに行くにはいくつかの方法がある。

鉄道、路線バス、ミニバス、ツアーに参加などなど。

最も気楽なのは当然ツアーに参加することで、

現地発の日本語ガイド付きツアーもたくさんある。

 

多いパターンとして、

バスでアユタヤに行って見学、帰りはランチクルーズ、

または水上マーケット見学。

だいたい2000バーツくらい。

(この原稿を書いてる時点《1月11日》で1バーツ=3.64円)

 

私は前回来た時にこの英語版のツアーに参加してしまい、

さっぱりガイドさんの言うことが分からなかった(笑)

ただ、色んな国の方が参加されてたので楽しかったですが。

 

路線バスは北バスターミナルから出ているが、

このターミナルが若干わかりにくい場所にある。

そんなバスでミニバスで行き、帰りは鉄道を使うことにした。

 

BTSでヴィクトリーモニュメント駅へ向かう。

ちなみに私たちが乗ったチョンノンシー駅からの運賃は34バーツ。

エアポートレイルリンクと地下鉄は

トークンというコイン状のものが乗車券だが、

BTSはテレホンカードのようなカードが乗車券となる。

 

ヴィクトリーモニュメント、すなわち戦勝記念塔。

塔を囲む巨大なロータリーが形成されており、

タイ各地へのミニバスの発着場となっている。

さて、アユタヤ行きのバスの発着所は見つかるのか、、、。

DSC04783.jpg 

DSC04787.jpg

ここで摩訶不思議に感じてることをひとつ。

前回は「地球の熱き方」、今回は昭文社の「トラベルデイズ」を持って

タイに来た訳であるが、

この2冊共通で言えている「欠陥」があるように思う。

 

それは地名のタイ語表記がないことだ。

ガイドブックには「AYUTTHAYA」なんて書いてるが、

「พระนครศรีอยุธยา」なる表記は一切ない。

むろんバンコクタイ語表記もない。

 

屋台でゴハンを食べてみよう、

なーんて書いてる割には食事のタイ語表記もない。

読み方は書いてあるが通じない(笑)

 

個人的には地名と食べ物の「タイ語」表記さえ

あればタイ旅行は何とでもなるような気がする。

日本人と同じでタイの方はほぼ英語が通じない。

 

てなもんで私は今回地名や食べ物を「タイ語」に翻訳して、

A4の紙に印刷して持っていった。

こうしてどうにかこうにか「アユタヤ行き」ミニバスのきっぷ売り場を発見した。

運賃は60バーツ。 

DSC04790.jpg

お姉さんにピンク色のカードを渡される。

しかし、乗り場が分からない。

指を差されるが、そこには無数のワゴン車が止まっている。

 

で、

 

私達の後にきっぷを買ったおじさんがいたので付いていくことにした。

同じピンク色のカードを持っている。

ワゴン車が入ってきた。

おじさんが乗り込もうとすると、

運転手に静止された。

よくよく見ているとそのバスに乗る人達は

黄緑色のカードを持っていた。

 

おじさんが「参ったね」といった感じで私達を見た。

私達も「参りましたね」そんな顔をした。

すぐさまもう一台のワゴン車がやってきた。

これはピンク色のカードで乗れそうだ。

私と相方は最後列に座った。

DSC04792.jpg 

DSC04793.jpg

カードを回収して出発。

裏路地から戦勝記念塔のロータリーへ。

その瞬間、

日本ではありえないほどのアクセルの踏み込みを感じた。

いわゆる「G」という奴か。

 

ぐわーんと加速して、信号で急停止。

そして片道3〜4車線のバイパスなのか高速なのか

よく分からない道をとにかくすっとばす。

さっきまで一番左車線にいたと思ったら

いきなり一番右車線に。

 

豪快に10台くらい抜いたら一番左車線に。

(タイは日本と同じ左側通行です)

気づけば一番右側車線に。

 

まず、変化があったのが我々の隣に座っていた、

(恐らく)タイ人カップルの女性の方であった。

「ううっ!」

万国共通であろう、

あきらかに気分悪そうに口を抑えた。

 

彼氏だか夫だか分からぬが、

若い男性が彼女を優しく介抱している。

しかし、彼女はガマンできなかったようだ。

持ち込んでいたジュースの袋に嘔吐した。

 

この瞬間、

妙に甘酸っぱい香りが車内に充満した。

彼女は嘔吐し続けた。

「オエッ、オエッ、オエッ」

 

何処からともなくビニール袋が配られてきた。

今度は斜め前に座っていた男の子が嘔吐を始めた。

「オエッ、オエッ、オエッ」

 

続いて、前の席に座っていた女性が

明らかに不意打ちな感じで

「むむむむむ、ぐ、ひゃー」

てな感じで嘔吐した。

 

あきらかにビニール袋は外したようだ。

ツンとした香りが鼻につく。

「おえっ、おえっ、おえっ!」

 

いつも乗り物に乗ると瞬時に眠る相方も

ただならぬ状況を察知したようであった。

「目を閉じよう」私は言った。

「見ちゃだめだ」

 

運転手は相変わらず急加速、急減速、車線変更を繰り返す。

そして、さらに途中乗降もあった。

私はにわかに不安になってきた。

 

「このバスは果たしてアユタヤに向かっているのだろうか?」

 

だいたい私達は何となくおじさんについていって、

適当にバスに乗ったに過ぎないのだ。

今どきのSIMフリーのスマホなんぞ持っていない。

ここは何処なのか?

 

車内にはすえた匂いが充満していた。

全員が降りたから何となくその場で降りた。

けど、その時点でそこがアユタヤがどうかは分からなかった。

私達はとりあえず歩き始めた。

ここが「アユタヤ」であると信じて、歩き始めた。

DSC04798.jpg

広告