適当に街をぶらついて、
食堂に入って、銭湯に行って、という流れを「徘徊」と称してブログに書いていたりするけど、
最近は飲んだくれているかくだばっているかで徘徊らしき徘徊ともご無沙汰していたりする。
そんなもので今回は徘徊とまでは行かぬがとりあえず出歩いた記録。
僕は何だかんだで毎日明石海峡大橋を見ているが、
毎回毎回「すげー橋だなあ」と感動してしまう。
明石で暮らし初めて2年以上たつけど、その思いは変わらない。
富山で飽きるほど立山を見てても毎回毎回感動していたのと似たようなところがある。
その明石海峡大橋の主塔に登ることができる、という話は聞いたことがあった。
しかしながら僕はそれこそ黒部ルートや立山カルデラの見学会のように、
抽選で選ばれた数少ない人たちが行けるものだと思っていた。
ところが、である。
この主塔に登ることができる「明石海峡大橋ブリッジワールド」なるツアーがあることを知った。
ツアーであるからお金を払えば行けるのである(無論定員はあるが)。
僕はおっさん3人でこのツアーに参加することにした。
参加費は1人6000円(平日は5000円)也。
5月の週末。集合は舞子にある橋の科学館。
今からあのてっぺんに行けるのか、そう考えただけでワクワクしてくる。
2階の会議室みたいなところでツアーの説明があり、
ヘルメットやベストを着用。
「絶対にモノを落とさないように!」とのことで首掛け式の携帯ストラップも貸し出された。
橋の科学館で技術的な説明もあり、いよいよ橋へ向かう。
この日はわりと暖かかったのだけど、
海上に出ると恐ろしく風が冷たい。
薄めの上着を羽織っていたけど、厚めにしておけば良かったなあ、
とこの時はぼんやり思っていた。
それ以上に「明石海峡大橋を歩いている」という興奮の方が大きかった。
主塔までたどりついたこの先はエレベーターに乗る。
このエレベーターの定員の関係で、
定員48人のツアーは12人毎の4班に分けられていた。
僕らは1班だったので最初にエレベーターに案内された。
ただただ「すごい」それ以外の言葉が見つからない。
滞在時間は約15分といったところか。
最後の4班の方が上がってきたのと入れ替わりで下る。
そして、全員が下ってくるまで待つことになる。
これが恐ろしく寒い。5月だったけどダウンがあった方が良かったと真剣に思った。
ちなみに僕らが参加したのは午前の部だったが、
午後の部は強風のため開催中止となったとのこと。
天気さえ良ければいい、というものでもないようだ。
ガイドさんは「きっとまた来たくなりますよ」と自信満々に言っていたが、
確かにそのとおりだなあ、と思った。
そしてこのツアーに参加して何が良かったかといえば、
明石海峡大橋を見るたびに「僕はあのてっぺんまで上がったのだ、ウフフ」と悦に浸れることか。
これだけでも十分すぎるくらいの価値はある。
別の週末、地元の連れと須磨浦山上遊園に行った。
根っからの兵庫県民であるが、一度も行ったことがないらしい。
かくいう自分もこっちに帰ってくるまで一度も行ったことがなかったから、
似たようなものであろう。
おじさん2人、カーレーターでめっちゃテンションが上がる。
山上遊園自体には登山も含めて何度か訪れているけれど、
今回心底驚いたのは須磨の海の透明度だった。
この後湊河湯に行った。
湊河湯は昨年の夏、ゆとなみ社が継業して再オープンしたのだけど、
オープン前の清掃ボランティアに参加させてもらった。
恐ろしく暑い日だったけど、
露天風呂から吹き抜ける風が何とも心地よくて、
こりゃ最高の銭湯になるなあ、と思っていたけど、
ほんとうに最高の銭湯になっている。
(↓昨年の7月末)
風呂上がり、新開地でもつ煮込み食べつつ飲んで
東二見の住宅街にあるお店で明石焼きをつまみつつ飲んだ。
この日行った店はどこも楽しかったなあ。
ちなみにこの翌日は姫路で飲んでた。
こんな調子で飲み歩いているもので、最近徘徊ができていなかったりする(涙)
おまけ
以前の職場を紹介するのもどうかとは思うけど、
一応元トロバス運転手から見て、
富山テレビがなかなか秀逸な動画を制作していたのでご紹介。
フロックを通過する際のトロリーポール、ピットやリフトでの整備の様子、モーター音、信号所でのすれ違い、、、
今年で廃止となる立山トンネルトロリーバスを、
ここまで格好良く撮ってくれた映像は初ではなかろうか。
何もかも懐かしくてつい見入ってしまった。
最後の最後に一度乗りに行きたい気もすれど、
行ったら寂しくなっちゃいそうだから多分行かぬ。
元同僚に「最後まで無事故でよろしく」とメールだけしておいた。
さらに僕が黒部平の社員食堂で働いていた時の新入社員と若手が
すっかりベテラン技術者になっていて感激ww
ぜひぜひご覧いただければ幸いです。