北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

名古屋市中区 〜市営交通資料センター・ 酒津屋 中店〜

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田縣神社で男根に合掌した僕と相棒は

再び小牧線の電車に乗り込んだ。

乗客の姿は少なく、車内の雰囲気も何だかのんびりしている。

 

小牧原駅の手前で、高架橋が見えた。

道路にしては不自然な「細さ」だなと思っていたら

その高架橋は名鉄の線路に並行して、

ああ、これが桃花台新交通かと思う。

 

桃花台新交通

かつて小牧と桃花台ニュータウンを結んでいた新交通システム

ピーチライナー」なる愛称がつけられていた。

1991年に開業したものの

想定外に乗客が少なすぎて2006年に早々と廃止になってしまった。

 

僕の記憶が確かなら中央道を走っていると

この高架橋が見えた「はず」で、

何ともユニークなのが終端駅が「ループ」になっていたことか。

 

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名古屋にはリニモガイドウェイバス城北線などなど

実に楽しい乗り物が多々あって、

ここもいつか訪れたいと思っていたら

気づけば廃線になっていた。

 

しかしながら廃止から十年近くなるのに、

高架橋はそのままである。

撤去するにも莫大な金額がかかるはずで、

だからといって朽ちるのを待つわけにもいかないだろう。

 

つくづく「エライ方々」がはじき出す

「需要予測」なんていうのはいい加減なものだと思う。

そんないい加減な仕事で「カネ」がもらえる訳で、

さらに「責任」をとる訳でもない。

うらやましい限りだ(笑)

 

地下にある小牧駅にはそこそこお客さんが待っており、

ようやく車内に活気がでてきた。

 

平安通で地下鉄名城線に乗り継いで栄へ向かう。

ただ、友人との待ち合わせまでには少し時間がある。

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男二人で栄でどうやって時間を潰せばよいのか分からず、

何かないかと調べてみたら

名古屋市営交通資料センター」なるものの存在を知る。

 

そんなもので名城線の電車を市役所で降りた。

外に出ると空が青い。

ぶらぶら歩いて資料センターを目指した。

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名古屋の街を歩くのは数年ぶりだ。

富山にいた頃は毎月のように来ていた。

映画一本だけ見て日帰りしたこともある(笑)

 

僕にとって名古屋は最も「気分的に」近い大都会だった。

高速バスで3時間半かかるとはいえ、

当時の往復運賃は7200円だったもので、

東京や大阪に出るのとは比較にならぬほど安くて気軽に行けた。

 

それを感じていたのは僕だけでなかったようで、

年々お客さんも増えていったし、本数も増えた。

何でもそうだけど「速くて」「便利」なのは当然のことだ。

一般庶民には「安くて」もつけてもらわないとなかなか使えない。

 

このあたり、税金を湯水のように使い、

赤字を垂れ流すような事業をやっても何ら責任のない

「えらい方々」にはなかなか理解してもらえない。

悲しい限りである。

 

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名古屋市営交通資料センターは大通りからは外れた

ビルの6階にあった。

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入場は無料。

資料センターとは地味な名称だけど、

鉄道模型のジオラマや列車運転シミュレーターまである。

無論、名古屋の市営交通に関する資料は充実している。

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もっとも嬉しかったのは「鉄道雑誌」の充実ぶりだ。

鉄道ジャーナルや鉄道ファンといった雑誌が、

かなり古いものからズラリと並んでいるのだ。

一冊手に取れば、

古き良き時代の鉄道の光景が蘇ってくる。

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東北新幹線大宮開業なんて記事もある。

夢中になっている間にあっという間に時間は過ぎてしまった。

この雑誌を読むだけに名古屋に来る価値はあるな、

そこまで感じた。

 

相棒は「シュミレーターやりたかったけど、あの子ぜんぜん席をあけないンだよな」

と不満気である。

確かに中学生くらいの少年が独占していた。

職員の方も見て見ぬふりをしていたのが残念である。

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栄で友人に久々に再会。

元気そうで何よりだ。

福井にいた時より垢抜けて見えるのは気のせいだろうか。

 

さて、何処で飯を食べるか。

男三人で週末の昼間に飯を食べるのに、

とりあえずファミレスだけは避けたかった。

僕以外の2人は酒を飲まぬが、

心置きなく昼酒を堪能できどうなところ。。。

 

そんなもので地下街の一画にある「酒津屋 中店」にお邪魔することにした。

狭い店内は13時過ぎなんていう時間に関わらず混んでおり、

さらに「酒」の香りに満ちていた。

メニューは多彩で、カツ丼からサンマの開き、フグの一夜干しまで

まさに何でもある。

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おかず2品を選べる定食を僕と愛知の友人が、

相棒はエビカツ定食を注文。

僕は無論生ビール付き。

久々の再会を祝して乾杯。

 

店内を眺めていると、一人で酒を嗜む名古屋の紳士がちらほらいる。

二皿ほどつまんでビールなり日本酒なりをチビリとやり、

「お勘定」と出て行く。

 

と思ったらまた一人やってくる。

みんな酒を「嗜んで」おり、

へべれけになるような行儀の悪い方はいない。

何とも健全な店だ。

 

僕は都会で暮らしたいとは思わないが、

昼から飲める店があるのはつくづく羨ましい。

福井でも昼から飲んではいるが、

残念ながらまわりを見渡してもそんな輩はほぼいない。

 

ほどなくして「どて煮」がやってきた。

じっくり煮こまれたコテコテ味。

ふひゃあ、こりゃたまらん。

白飯にも合うし、無論酒にもあう。

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相棒が頼んだエビカツも一切れもらう。

まさに偽りなしのエビカツだ。

やばい、いくらでもビールが飲めそうだ(笑)

 

適度に酔っ払ってから科学館に行った。

これがまた予想外に楽しい施設で、

オッサン3人童心に返ってはしゃぎまくる。

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歩き疲れたので喫茶店でも行くかとなった。

「スタバでも行くか」なんて相棒が言ったもので、

「ビールもおいてないような店に行きたくない」と

僕は正直に言った。

 

2人の哀れめに満ちた視線が、

僕の身体に突き刺さった。

 

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