北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

富山地方鉄道・西加積駅〜あいの風とやま鉄道・滑川駅徘徊

5月は連日の猛暑ですっかりへばったが、

6月に入ると急激に涼しくなって、

今度はカラダがついていかず、

どうにもこうにも「だるさ」が抜けない。

 

出かける気力も失いつつあったけど、

久々の晴れ間を見れば、

「このままではいかぬ、うまいものでも食べて熱い風呂に入って気合いを入れよう!」

なーんて気にもなってきて、

とりあえず出かけることにした。

目指すは滑川。

 

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富山地鉄電鉄富山駅から宇奈月温泉行き普通電車に乗車。

僕はかつて地鉄電車で通勤していたけれど、

立山線のユーザーだったもので、

宇奈月温泉行きの電車に乗るだけでわくわくする(笑)

 

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電車は40分ほどかけて西加積駅に着いた。

運賃は610円(ICカードだと550円)で、

相変わらず高いよなあと思う反面、

40分間も電車に乗れて600円ちょいか!

なーんて見方もできるわけで、

鉄ちゃんの心境とはなかなか複雑なものであったりする。

 

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西加積駅からは北東方面に、滑川の市街地を目指した。

 

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20分ほどかけて県道135号線(旧8号線)に到達、

さらに10分ほどかけて目指すお店、

「レールハウス」さんに到着した。

 

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富山で鉄道模型が走る喫茶店といえば

ブルートレイン」という超有名店があるけれど、

滑川にもそんなお店があると聞いたのは10年ほど前だったか。

長らく気になる存在ではあったけど

そのうち福井に行ったもので、

このたび初めてお邪魔した次第。

 

愛想のいい店員さんにカツ丼ランチ(税込み907円也)を注文。

フェアをやってて、味噌汁を豚汁に変更可、とのことでお願いした。

しばらく鉄道模型を眺めていたら、

カツ丼ランチが配された。

 

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まず、おっとなったのは、カツ丼の卵が半熟状であったことか。

富山の食堂のカツ丼はしっかり卵に火が通っていることが多いので、

この点がまず新鮮。

 

そしてびびったのがこの丼の重さ。

え、もしかして、めちゃくちゃボリュームあるのではなかろうか、

このカツ丼、、、、

おまけにカツも割とぶ厚め。

この日は遅めの昼飯で空腹感は頂点に達しており、

一気にくらいつく。

 

うひゃ、うめー、シアワセ、、、、

 

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さらにサービスの豚汁がこれまた具だくさんで、

「これぞ豚汁である」てな感じであったりする。

あちこちで「豚汁」を見かけることあれど、

これだけ具だくさんな豚汁というのは

なかなかお目にかかることはないのではなかろうか。

 

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食後にセルフのコーヒーも頂きつつ、

模型を眺めていると、ご主人が出てきて、

いろいろお話を聞かせてもらったのだけど、

ご主人自身がもともと国鉄の運転士さんだったそうだ。

 

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食事はボリュームあるし、ご主人も店員さんも愛想いいし、

レトロな雰囲気もやはりいい。

今度は「人気ナンバーワンのカレーうどん」食べに来ます。

ごちそうさまでした。

 

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レールハウスさんからは海岸部へ向かう。

目指すは海にも近い銭湯「塩湯」。

昨年、滑川を徘徊していたら、

たまたま見つけた銭湯で、ネットでみるとこう記されていた。

 

昭和の隠れ湯

塩湯のお湯は滑川のミネラルを含んだ地下水をおがくず・薪で沸かしています。 昔ながらのこだわり風呂で心身ともにリラックスしてくださいね。

http://www.net3-i.jp/shioyu/index.htm

 

こんなの見たら入りたくなるに決まってる(笑)

 

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あいの風とやま鉄道と富山地鉄のガード下をくぐって、

滑川市の中心部へ。

さらに海を目指す。

 

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にわかに街の雰囲気が変わった中に

「塩湯」が現れた。

町工場の一画に風呂を設けました、といった感じがしなくもない。

まさに「昭和の隠れ湯」という言葉がぴったりだ。

 

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柔らかい口調の女将さん?に入浴料を払って中へ。

 

 先客は強面のお兄さんが数名。

浴室は「こじんまり」といった言葉がぴったりで、

10人もいれば「芋洗い」状態になりそうな感じがした。

 

強面のお兄さん1人が湯船に浸かろうとして「熱っ!」と声を挙げ、

こりゃ入れんとばかりに薄めるが、

それでも熱い様子。

 

僕が身体を洗っている間に何とか入れるようになったよだが、

それでも「熱い、熱い」と呪文のように言っている。

小さな浴槽の隅っこにお邪魔したら、

「兄ちゃん、遠慮せんとこっちの熱い方に来いや」

と強面の兄ちゃんが笑う。

 

確かに熱くて、薄めてくれて助かった、と思う。

 

強面のお兄さん方は話し方から察するに

富山の方ではないようだ。

隣の神社で祭りの準備をしていたから、

その手の方かもしれぬ。

 

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「塩湯」の熱い湯に浸かった後に海へ出れば、

吹き抜ける風が何ともここちいい。

 

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滑川からの帰路は「あいの風とやま鉄道」を使うことにした。

運賃は360円。

行きは西加積まで40分ほどかけて行ったけど、

あいの風とやま鉄道の電車は滑川から15分で富山に着いた。

 

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おまけ

 

富山市の広報に「富山ライトレール 富山駅北停留場の位置が変わります」

とあったので、

見に行ってみることにした。

南北接続工事に伴うもので、

アーバンプレイス前の仮停留所になるそうな。

 

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仮停留所といえば、福鉄の(かつての)市役所前駅のようなものを想像していたけれど、

現場には鉄骨が組まれ、本駅といっていいレベルのものができつつあった(笑)

 

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仮停留所の利用期間は8月3日〜令和2年3月まで、とのことです。

 

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