今の今までまったく知らなかったのだけど、
ずっと愛用している「iPhone」には
「ヘルスケア」なるアプリがあって、
毎日歩いた距離やら歩数が計測されているという。
へえ、と思って開いてみたら、
今のiPhoneを買ってからすべての日の歩いた距離、歩数が記録されており、
こりゃ便利なもんだな、と思う一方で、
うーむとなる。
このデータを確認すると、
毎日6キロ、1万歩ほど歩いていることが判明したのだけど
着々と体重が増えているのも事実であって、
こりゃ毎日10キロほど歩いた方がいいのではなかろうか、
なんて考えただけで何だか絶望的な気分にもなってくる(涙)
太ってきたなあ、なんて思いつつも腹は減る。
何はともあれ昼飯だ。
今回は市内ですますことにして南富山駅から市電に乗った。
中町で下車。
今日の中央通りはいつもより人がいる、ような気がする(笑)
この中央通りも再開発の話が具体化してきたようで、
24時間営業のスケートリンクを併設した複合ビルが建設されるようだ。
賛否両論あるだろうけど、
せっかく作るなら東京から2時間なんていう立地を活かし、
他のどこにも負けないような施設を作ってほしいもの。
ついでに若い子が気軽にスポーツを楽しめるような施設、
スリーオンスリーやフットサルのコート、
クライミングウォール、スケボーのパークとか、
クルマを持たないような世代が楽しめるようなものが
町中にあればいいのになあ、とは思う。
そういったものがきっかけで、
若い世代向けの店なんかも増えていく、
ってもんではなかろうか。
実際に富山の中心部には若い世代が楽しめるものが、
何一つないのよな、
と、若い頃にきておじさんになった僕は思う(涙)
中央通りを抜けて石倉町へ。
目指すは「たかよし麺類食堂」さん。
のれんをくぐると愛想のいい女将さんと、
厨房から「いらっしゃいませー」という元気なご主人の声が迎えてくれた。
最近太ってきたし、
今日は「中華そば」だけにしようと思っていたけど、
メニューに「おにぎり」があったものでつい注文(笑)
「昆布と海苔があるけれど」と女将さん。
ここは当然「昆布」を注文。
ほどなく配された中華そば。
スープをすすり、麺をすすれば
「あー、これこれ」とただただシアワセな気分になる。
そして、おにぎりの「お米」が本当に美味しい。
女将さんは店内をみやっては細かにお茶を足し、
額ににじむ汗を拭いていると、
旦那さんがうちわを出してきて、
にっこり笑う。
あー、旨かった、ごちそうさまでした。
またお邪魔します。
飯を食ったら後は銭湯、といきたいところであるが、
富山市内の銭湯の大半は14時開湯なもので、
しばらく図書館で時間でもつぶそうと思ったら、
蔵書点検で休館中とのこと(涙)
仕方ないので総曲輪周辺をうろうろ。
西武の跡地に建つマンションも完成間近といったところか。
昔、このあたりにパチンコ屋があったよな、
なんてことを思い出す。
パチンコをやらない僕が何でそんなことを覚えているのかと言えば、
ずいぶん昔、に連れと飲みに行こうという話になって、
西武の前で待ち合わせをしていたのだ。
その連れはいつも「時間厳守」な男であったが、
なぜかその時は現れない。
携帯に電話しても出ない。
5分ほどしたら電話がかかってきて
「弱ったことになった」などと言う。
「どうした」と問えば、
はやめにこのあたりに来てたのだけど、
トイレ(大)に行きたくなり
パチンコ屋のトイレを借りた、と。
「それじゃ申し訳ないから、少しだけ打っていこう」
となり、
普段はパチンコなんてやったことがないのに、
時間つぶしも兼ねて座ってみた、と。
すると、大当たりしちゃったらしく、
どんどん玉が出てきて止まらないし、
どうすればいいのかわからない、と。
そんでもっておそらくこのあたりにあったパチンコ屋に来たら、
連れは「とまんねえよ、どうしよう」と固まっていたが、
玉はじゃんじゃん出ている状態で、
その夜は心ゆくまでおごってもらうことになったのだった(笑)
総曲輪通りを抜けて大手モールへ。
ちょうどやってきたセントラムのラッピングが鮮やかで、
緑もきれいだな、と素直に思う。
旅籠町の交差点を渡って一本目の通りを左折。
目指す「森の湯」さんは、
静かな住宅街の一画にひっそりと佇んでいた。
外観はレトロな印象があるが、
脱衣場は外の日差しがたっぷり差し込み、
とにかく明るい。
ロッカーは脱衣カゴがそのまま入る大きなもので、
常にザックを背負っている人間にとってはありがたい。
さっと身体を洗って浴槽へ。
浴槽は2つあって一つは薬湯、一つは泡風呂。
意外だったのはこの湯が両方ともに「ぬるめ」だったこと。
たぶん、だけど、これまでに訪れた銭湯の中では
一番ぬるいのではなかろうか、なんてことも思うが、
単に自分が熱い湯に慣れてきているという部分もあるかもしれない。
それはいつになく「長湯」ができるとも言えた。
男湯にいる人生の先輩方はだれひとり言葉を発しないが、
隣からはにぎやかなおばちゃんたちの富山弁が延々と聞こえてくる。
おばちゃんたちというのは、風呂場で素っ裸の状態で、
こんだけ何を喋ることがあるのだろうかと関心しつつ、
それもまた長湯のためのツマミみたいなものかもしれぬ。
浴槽を上がる頃にはすっかり身体の芯まで温もっていた。
森の湯さん、いいお湯でした。
ありがとうございます。
せっかく風呂にも入ったことだし、
絶対に汗だけはかきたくなかったもので、
バスに乗って帰るつもりであったが、
最寄りのバス停の名前を間違って時刻検索してしまい、
結局バスに乗りそこねる。
まあいいや、運動不足だしと
結局歩いて帰ることにしたのだけど、
途中でめちゃくちゃ喉がかわいてしまい、
ついでに今日は慌てて帰る必要もないし、飲める日だよな、
なんて気にもなってきて、
コンビニ行って酎ハイ買って、
河原に行ってタブ抜いて、
くいっと飲んだらいい気分になってきて、
昼寝して帰ることにした。