北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

南海電鉄高野線・木津川駅〜JR大阪環状線・新今宮駅徘徊

相方が最近すっかり登山にハマっていることもあり、

この週末は高砂市加古川市にまたがる「播磨アルプス」を縦走する予定だった。

しかしながら相方が急遽仕事に。

僕はそもそも「山は好きだが登山が面倒だから山小屋にいた」だけの人間なもので、

一人で登る気力などもとより存在しない。

そんなもので急遽予定変更して大阪に向かった。

 

 

 

 

南海電鉄高野線汐見橋線)の電車は木津川駅に到着した。

ホームで電車を待っていた客の姿はなく、

ホームに降り立ったのも僕一人。

電車が去ると阪神高速を走る車の走行音だけが響いている。

 

 

駅舎内には「トイレ閉鎖のお知らせ」が貼ってあったが、

日付を見ると2023年7月となっている。

つい最近までトイレが存在していたことにむしろ驚く。

 

 

さらに驚いたのは駅前広場が舗装されていなかったこと。

それなりにいろんな駅を訪問しているけど、

駅前が未舗装だったというのは記憶にない。

 

 

ちょうど阪神高速の高架下あたりに

「不法投棄禁止、用足し(大小便)禁止」の貼り紙があった。

小便禁止は理解できるが、

大便も外でしちゃう人がいるということだろうか、、、

 

 

木津川駅から10分も歩けば落合上渡船場ののりばにたどり着く。

今いるのは西成区の北津守という場所で、

ここから大正区の千島へ渡る。

 

 

乗船したのは僕を含めて3人。

船を操舵されていた方が

僕の鹿児島の従兄弟にそっくりで思わず二度見してしまった。

 

 

1分ほどで大正区側へ到着。

通りに出ると閉店間際のコンビニがあり、

一番小さいサイズの缶ビールを買い求めて喉をうるおした。

この135ミリの缶って、徘徊に最適よなあ(笑)

 

 

続けて大正区平尾にある落合下渡船場へ。

 

 

大阪の渡し船の時刻表は船員さんの詰所がある側にだけ存在している。

1〜5分かけて対岸に渡り、すぐに折り返し。

今回乗船した落合上、落合下渡船の詰め所は両方ともに大正区側にあった。

客は僕を含めて2人のみ。定刻に出発。

 

 

下流側を眺めると千本松橋が見えた。

両側がループになっており、平尾に住んでいた従兄弟は「めがね橋」と呼んでいたが、

それが一般的かどうかは分からない。

ちなみに千本松橋の下にも渡し船がある。

 

 

再び西成区側へ。

こちらで待っている客はおらず、船はすぐに折り返していった。

 

 

南海高野線の踏切を渡った先に商店街があった。

「津守商店街」とある。

 

 

商店街のなかほどにあった喫茶店に入り、

アイスコーヒーとサンドイッチのモーニングを注文。

お値段なんと380円!

 

 

他にいたお客さんはほぼ全員常連だろうけど、

あまりアウェイ感がなかったのは、

ママさんとお客さんの距離の取り方が上手いのかもしれない。

ごちそうさまでした。

 

 

再び津守商店街を歩き、末端部へ。

すると通りを挟んだ先に、別の商店街があるのが見えた。

鶴見橋商店街とある。

 

 

先を見ると、とてつもなく遠くまでアーケードが連なっているように見えた。

調べてみると、その距離は1キロにも及ぶらしい。

 

 

一応徘徊をする前には下調べくらいはしているのだけど、

今回は津守駅の近くに商店街がある、

さらに津守駅の南北に渡し船がある、

それなら木津川駅から歩いてみよう、

新今宮駅周辺まで行けば朝からやってる銭湯もある、

それくらいの前知識だけで来たもので

この長大な商店街の存在はただただ驚きだった。

 

 

そして僕が足を踏み入れたのは西側の8番街で、

どうやら1番街まである模様。

8番街はアーケードも古めかしく、人通りも少なかったが、

8、7、6と数が減るにつれ、アーケードも新しく、

人通りも多くなっていくような印象があった。

 

 

ただ、人通り云々より自転車ですっ飛ばす人が多いこと、多いこと。

ただでさえ自転車の路駐?で幅が狭くなっているので、

案外恐ろしかったりした。

 

 

商店街を抜けると南海高野線萩ノ茶屋駅が近い。

ここいらで進路を変えて北上。

ぼちぼち風呂に入りたい。

 

 

今回お邪魔したのは新今宮駅にもほど近い入船温泉さん。

のれんをくぐるとめちゃくちゃオシャレな空間が広がっていて、

ちょっと焦った(笑)

 

この時点で午前10時半すぎ、と、入浴云々にはわりと中途半端な時間であるような気がしたが、浴室内は老いも若きも多くの客で賑わっていた。

洗い場にはボディーソープ、シャンプー完備。

サウナは別料金であるがやはり賑わっている様子。

水風呂はそれほど広くはないが、深さがあり、立って入る形になるので、

2人くらいなら楽に入れそう、というか入っていた。

風呂上がりには生ビールも飲める。

 

 

施設はキレイだし、店員さんも親切、サイコーの空間でした。

 

 

大通りを渡れば新今宮駅

今回の徘徊はこれにてひとまず終了。

 

 

 

このあともあっちゃこっちゃをぶらつきながらちまちま飲んで、

夕方、大阪駅から「はまかぜ」のって帰路についた。

京阪神の特急はチケットレスで乗りやすくなったのがただただありがたい。

新快速と違って車内でビールも飲みやすいし(笑)