北日本新聞の記事をスクラップし損ねてたので
日経のネット記事を拝借。
富山地方鉄道(富山市)と第三セクターで路面電車を運行する富山ライトレール(同)は25日、2020年2月に合併すると発表した。両社が富山駅の南側、北側でそれぞれ運行している路面電車は20年3月に接続し、一体で運行することが決まっている。合併により従業員や車両の運用効率を高めてコストを抑えるほか、サービスも充実させる。
合併は富山地鉄を存続会社として実施、社名も「富山地方鉄道」のままとする。接続後の運行形態や運賃などは、今後協議を進めるという。
富山地鉄は富山市内を走る路面電車のほか、富山市内と立山(富山県立山町)や宇奈月温泉(同県黒部市)を結ぶ列車を運行している。信用調査会社などのデータによると、18年3月期の売上高は約66億円。
富山ライトレールは富山市が33.1%、富山県が16.1%、残りを民間企業などが出資する第三セクターで04年の設立。JR西日本が運行していた富山港線を路面電車化し、運行を担当していた。鉄道事業による収入は約3億円。《日本経済新聞・4月25日》
南北接続云々の話の時点で何と想像はついていた話だけど、
南富山ないし大学前から岩瀬浜という広大なエリアが均一料金で行けるようになるのか、
と感心する反面、
同じ富山市内でも市電ないしライトレールが使えるエリアと、
それ以外のエリアでずいぶん利便性に差がでちゃうなあ、とも思う(笑)
ダイヤはどうなるのか、
ライトレールで導入されている「信用乗車」はどうなるのか、
いろいろ興味はつかないし、あれこれ想像するのはやはり楽しいこと。
今回は富山駅コンコースが南北つながったことも祝して、
富山駅北エリアを徘徊してみることにした。
そんな訳で、でもないけれど、南富山から市電に乗車して、
日頃から眺めていると、
市電に乗る時は「富山駅」から、
下車する時は「電鉄富山駅・エスタ前」を利用している客が多いように察するが、
電車の停車位置がホームの西寄り先端部なもので、
スクランブル交差点の歩行者信号が赤だったりすると、
下車した客の動線がいつも悪くなってしまいがちだ。
以前はここで南富山方面に折り返して転線していたから
この場所に止める必要性があったけど、
今となっては長いホームの真ん中あたりに止めた方がいいような気もするが、
できない理由でもあるのだろうか。
富山駅のコンコースを突き抜けて北側へ。
階段を使わずにまっすぐ北口に抜けることができる、
というのはやはり不思議な感覚。
富山駅北には3月から運行開始したシルバーのポートラムが停車していた。
まだ未乗だったので乗ろうかとも思ったけど、
この日は駅北で昼飯を食べるつもりだったのでぐっとがまん。
しばらく歩くと目的の建物「ボルファートとやま」に到着。
何となく「結婚式場」と「ビアホール」の印象が強い施設だけど、
1階には飲食店街があるそうな。
足を踏み入れてみると、いかにもオフィスビルの飲食店街といった感じで、
定食メニューが充実してそうな店がいくつか並んでいた。
富山駅の南側ではあまり見かけない光景であるような気もする。
今回はそのうちの一軒、「ちゃぼん」さんののれんをくぐった。
にこにこと愛想のいいマスターに、
本日の日替わりの中から「チキン南蛮とメンチカツ」を注文。
ほどなくして奥の厨房から揚げ物の音が聴こえてきた。
事前に仕入れていた情報によると、
こちらのお店、かなりボリュームがあるそうな。
ごはんと味噌汁はセルフになっていたが、
とりあえず量を見てから盛ることにするか、、、
で、配されたのが以下の画像。
久しぶりに、見た目で圧倒されるという感覚を味わった。
巨大なチキン南蛮がゴロゴロと鎮座し、
十分すぎるくらいたっぷりのタルタルソースが添えられている。
メンチカツもまた、でかい。
キャベツの量が、また多い。
一見して四十代半ばのチューネンにはちと厳しいかも、
なんてことも思ったけれど、
旨いものは何ら問題なく食せるのだった(笑)
こういったガッツリ系だけでなく、
焼き魚をメインにした定食や、麺類がメインのものまで
その日の気分によっていろいろ楽しめそうだ。
ごちそうさまでした。またお邪魔します。
環水公園を通り抜けて県立美術館へ。
先日、相方が今やってる企画展を見たいと言い出して、
2人でお邪魔したら、何か知らぬがその日は全館無料開放してて、
随分得した気分を味あわせてもらったばかり、だった。
この日は平日にもかかわらず、
わりと来館者は多かった、そんな印象がある。
ただ、環水公園にも美術館にも同じような弁当を食べている御婦人を多く見かけたから、
ツアーの団体かもしれない。
最初は住宅街を北上して、銭湯を目指すつもりだったけど、
よくよく見ると富岩運河沿いに遊歩道が伸びている。
涼しげだったので歩いて見ることにした。
それにしても、
この歩道がいつ整備されたのか定かではないけれど、
こんな快適な遊歩道があるなんて、今まで全く知らなかった。
遊歩道は昨年訪れた中島閘門まで続いていた。
ここで環水公園側を見ると、遊覧船が近づいてくるのが見えた。
むむ、これは「水のエレベーター」を見ることができるのかもしれない。
橋の上でカメラを構えて遊覧船の動きを見てみると、
チャリンコに乗ったおじさんがやってきて、
「どっから来たんや」と僕にいい、
「市内からです」と答えたら、
「もうすぐあっち側の扉が開く。あっこの建物で操作しとる」
と教えてくれた。
遊覧船が閘門内に入ると奥の扉が閉ざされ、
徐々に水位が下がっていくのが目に見えて分かる。
まさに「水のエレベーター」だ!
「まだ下がる、まだ下がる」ととなりのおじさんが言う。
そして下がりきった所で手前の扉が開放され、
遊覧船は下流の岩瀬方面へ。
京成のスカイライナーそっくりと思ったのは内緒ww
遊覧船の動きを眺めていると、
この遊覧船は環水公園ー中島閘門の折返し便であったようで、
再び閘門内に入り、今度は水位が上昇して環水公園寄りの船着き場に接岸した。
この遊覧船、富岩運河水上ラインはいくつかコースがあるが、
環水公園ー中島閘門のコースだと、
水のエレベーターが2度楽しめることになる。
次回はぜひ船に乗って体験してみたい。
いろいろ教えてくれたおじさんに礼を行って、
中島閘門を後にして銭湯を目指す。
券売機に「営業時間12時から」とあったが、
富山市内の銭湯ではかなり早い営業開始時間であると思う。
浴室は窓が大きくとられて実に開放的だ。
そして何より印象的だったのは、
ずっと「演歌」が流れていたこと。
今が「令和」であることも
つい先日まで11070日にわたり「平成」が続いていたことも、
何もかも関係ないかのような「昭和」的な時間が、
粟島からライトレールに乗って富山駅北へ戻る。
この後市電に乗り継いで、
フェリオと図書館に行ったけど、
南北が接続するのはやはり便利だなあ、という思いは強く、
となれば、やはり市電の沿線に住みたいなあ、
という考え方に至り、
となれば、宝くじでも当てるしかないよな、
なんて気になって、ロト6買って家へ向かった。