北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

山陽電鉄本線・山陽魚住〜江井ヶ島駅、西新町駅周辺徘徊

山陽電鉄本線の姫路行き普通車は明石市山陽魚住駅に到着した。

JRにも魚住駅が存在するが、

単純に「魚が住む」とはなかなかいい地名であるような気がする。

 

 

明石市教育委員会のサイトによると

「魚住」の地名の由来として以下のように記されていた。

 

魚住の地は、奈良時代中尾住吉神社神領地で「魚吹きの浜」 と称されていた。意味は魚の住んでいる(食料になる魚が獲れる)砂礫地の海辺ということである。「なきすみ」と いう言い方もあり、凪(なぎ)と隅(すみ)のことで、凪は静かな海、隅は海の端の方を意味する。

 

この駅を訪問してみようと考えたきっかけは

「明石のパワースポットとはどこであろうか」と検索したら、

表示されたのが「明石住吉神社」であり、

その最寄駅が山陽魚住駅であったことによる。

僕の人生はパワースポットに頼り切りなのだ(笑)

 

 

 

駅から海の方角へ向かうと、

臨時の駐車場やら誘導の係員の方々の姿をお見受けした。

はて、何やらと思うと、この日、住吉神社では「あじさいまつり」が開催されるとのこと。

境内はイベントが始まる直前で賑やかしい。

 

 

お酒の屋台も出ていたが、

前日地元で「飲み放題」付きの宴をやった結果、

恐ろしいほどの二日酔いだったもので断念。

 

ちょっと前なら「迎え酒」をやっていただろうが、

まったく飲める気がしない。

 

まもなく50歳、

いい加減若くもないのだから、

「飲み放題」は卒業しないといけないなあ、なんてことも思う。

 

 

住吉神社の鳥居は播磨灘に面していた。

長らく僕は播磨臨海工業地域というのは明石から姫路にかけて伸びていると思っていたが、

実際は明石の西の端である二見エリアから西寄りなのだ。

 

 

そんなもので松江海岸周辺を徘徊した時も感じたことであるが、

明石市の海岸べりというのは案外風光明媚であったりする。

 

 

明石といえば子午線、魚の棚、卵焼き、そして前市長の過激な発言ばかりが注目されがちだけど、

こういった点も知られてほしいところ。

 

 

本当はもうしばらく海辺を歩くつもりでいたが、

あまりにも絶不調なもので江井ヶ島駅を目指すことにした。

すると、思いもよらぬところに市場が現れた。

江井ヶ島総合市場というそうな。

 

 

市場内では食堂も営業していた。

二日酔いにはうどんなんて最高ではないかと入店して「ぼっかけうどん」を注文。

ぼっかけ」とは牛すじとこんにゃくを甘辛く煮た、

神戸市長田区あたりでよく耳にする料理名であるが、

わりと長田に行ってる割には一度も食したことがなかった。

 

 

ぼっかけはもちろん美味かったけれど、

それ以上に出汁が美味かった。

酒浸りの身体に染み入っていく。

ああ、美味い、ああ、美味い。

 

 

女将さん一人でやってるみたいだけど、

めちゃくちゃ感じ良かったし、

「ホルモン焼きそば」みたく気になるメニューもあった。

また調子のいい日にでもお邪魔します。

ごちそうさまでした。

 

 

市場の一画にはタイガースカラートゥクトゥクが。

 

 

そういや阪神タイガースも一時期絶好調だったけど

交流戦に入ってから「・・・」といったところか。

前日もラジオ聴きながら「・・・」となったが

この日もラジオ聴きながら「・・・」となることになる。

 

 

このあと江井ヶ島駅からいったん山陽明石駅へ。

銭湯が開く時間を待って西新町へ。

 

 

明石市内には5件の銭湯があるが、

いずれも山陽電車の駅が近い。

人丸前駅近くに1件、林崎松江海岸駅近くに1件、

そして西新町駅近くに3件。

 

今回は衣川中学校前にある大福湯さんにお邪魔した。

番台のおばちゃんの感じがいい。

 

 

先客は5人いたが2人は明らかに僕より若い。

何度か書いているが

銭湯に行って自分より若い人を見かけると安心する。

 

浴室内は中央に島型の主浴槽があり、

奥に水風呂と薬湯がそれぞれ独立して配置されている。

 

湯は熱すぎす、ぬるすぎずでちょうどいい塩梅。

水風呂と薬湯はちょうど1人用のサイズで、

妙に入り心地がいい。

主浴槽と水風呂を何度か往復してたら、

絶不調だった体調もなんだかすっきりしてきた。

 

湯上がり、

脱衣場のショーケース内に缶ビールが見えたけど、

今日はさすがに遠慮しておこう。

大福湯さん、いいお湯でした。またお邪魔します。

 

 

そうそう、この日図書館行ってこんな本を借りてきた。

 

「最近、飲みすぎてるなと思っている人のためのお酒の減らし方」

 

 

酒を「やめよう」ではなく「減らそう」というのが、

自分には向いているような気がする。

無論、やめるつもりはない(笑)