北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

2014-01-01から1年間の記事一覧

京福バス 79系統・清水織田線

鮎川線で福井駅前に着いた時はすでに16時をまわっていた。 十分バスも満喫したし、この時点では帰るつもりだった。 そのタイミングで出かけている相方から 「晩御飯も食べてくる」 そんなメールが入ったりする。 16時、一日の終わりにはまだ早い。 // 私は駅…

京福バス 10系統・鮎川線

京福バス・10系統鮎川線の起点である小丹生は、 海沿いの静かな集落だ。 私は堤防に座り、地図を広げた。 そしてぼんやり思う。 何故、この地が起点なのか。 // このまま国道305号線を南下した次の集落「大味」には 福井から山越えをして越前岬に達するバス…

京福バス 98系統・海岸線

三国駅前の歩道橋で電車を眺めていたら、 「こんにちは」と中学生の男の子が挨拶してくれる。 三国に対する好感度がさらに上がる。 やはりまた来ようと思う。 // 三国からは98系統海岸線で 越前海岸沿いの和布(めら)を目指す。 全線走破するのは一日わずか…

福井県庁食堂の500円ランチと養浩館庭園

夫が職場の後輩であるタカシ君を よく連れてくるようになった。 23歳、富山県出身、体育会系の新入社員。 わたしたち夫婦より、6歳年下。 そんな彼は わたしにとって貴重な情報源であったりする。 まだ福井に来て間もないのに、 営業で飛び回っていることも…

三国バーガー

あわら湯のまち駅から再び三国へ向かう。 今度は東尋坊経由。 この旅で初めて10人以上の客が乗っていて、 何となくほっとする。 // 福井県最大の観光地である東尋坊で乗客の大半が入れ替わるが、 そのまま乗り続けて三國湊北前通りバス停で下車。 カフェ・三…

京福バス 93系統・北潟線

三国駅からはJR芦原温泉ゆきのバスで あわら湯のまち駅へ向かうことに。 東尋坊からやって来たバスからは6人の客が降りた。 車内には温泉帰りと思われる女性客が2人と私のみ。 定刻の9時22分から若干遅れて出発。 バスは高台へと上がり、 三国観光ホテルへ。…

京福バス 25系統・川東三国線

相方が週末に友人と出かけるとのことで、 私はかねてから考えていた計画を実行することにした。 題して「福井県内路線バス乗りまくりの旅」である。 ただひたすらバスに乗りまくる、 それだけだ。 一応相方に「一緒に行かないか」と声をかけたが、 「絶対に…

大安禅寺と298円弁当

私の身長は157センチ。 成人男性としてはかなり小柄な部類に入る、と思われる。 一般的に「小柄」というのは全体的なイメージで決まる。 例えば顔が小さく華奢であったりする。 ところが私の場合はそうでない。 まず顔がデカイ。 更に見た目ががっちりしてい…

ホテルハーヴェスト勝山のランチ

帰宅した夫が 「今度の週末、スキージャムにランチに行こう」 などと言う。 スキージャムというのは勝山市にある その名の通りスキー場で、 そこには通年営業しているリゾートホテルがあるらしい。 いったい何事かと思えば、 職場の福利厚生だかで食事券が安…

福井ー敦賀自転車紀行4 〜恐怖の葉原トンネル〜

腹も満たされたもので敦賀市内へと向かう。 ここまでの景色、 雰囲気だけで私はすっかり満足していた。 また来よう、 いろんな季節に訪れよう、 私はそう考えていた。 // やがて葉原トンネルの入り口に着いた。 信号機があったのでしばらく待つ。 この時、何…

福井ー敦賀自転車紀行3 〜北陸線廃線跡を行く〜

JR南今庄駅にたどり着いたのが10時55分。 北陸線の線路が北陸トンネルへと入っていくのを見ながら、 ゆるやかな坂道を登っていく。 // ちゃんとした2車線の道路に整備されていて、 廃線跡という感じはしない。 しばし進むと左手にホームのようなものが見えた…

福井ー敦賀自転車紀行2 〜福井から今庄まで〜

快晴に恵まれた某日、 私はザックに輪行袋・カメラ・水筒を突っ込んで 自転車を漕ぎ始めた。 平日の午前7時30分。 国道8号線のはすでに渋滞していた。 みんなが仕事に向かうなか、 ぶらりと出かけるのはやはり気持ちがいい。 実は出発してもなお迷っていたこ…

福井ー敦賀自転車紀行1 〜歴史博物館で思いつく〜

その日、私は弁当屋を探していた。 目指すは「デリカマート開発店」 たまたまネットで見つけたお店だ。 298円でボリュームのある弁当を販売しているようだ。 ところが、あるべき場所にない。 地図で確認してもない。 閉店したのかな、 そう思い「デリカマー…

愛宕坂と足羽神社

わたしがいつもお詣りしている黒龍神社と同じ、 足羽山に「愛宕坂」はあった。 石畳のゆるやかな坂が山上に向けて伸びている。 あの子、よく見つけたな、と感心する。 数日前のことだ。 19時過ぎに帰ってくる夫が、 20時を過ぎても帰ってこなかった。 夕食は…

福井ー丸岡自転車紀行3 〜谷口屋の油揚げ定食〜

坂井市の役場からひとまず竹田川を目指す。 住宅地はすぐに途切れ、 のどかな農村の光景が広がる。 北陸道の女形谷PAを横目に進み、 アンダークロスしたあたりからにわかに山深くなった。 竹田川の水の音が心地よい。 登り一辺倒ではあるが勾配はさほどでも…

福井ー丸岡自転車紀行2 〜丸岡城〜

丸岡の街に入っても、 城らしき建物が見えない。 私はそれほど「城」が好きな訳ではないが、 見かければ「おっ」と思うし、 「ちょっと寄っていこうかな」 程度には思う。 今まで8号線を何度も走っているにも関わらず、 立ち寄ったことがなかったのは、 目立…

福井〜丸岡自転車紀行1 〜マイアクア〜

自転車に乗り出して すこぶる体調がよくなってきたような気がする。 市街地の移動くらいならほぼ自転車に変わった。 昼の弁当を食べるにしても、 これまでなら「外」で食べるという発想すらなかったが、 今日はあそこへ行こう、 明日はあそこへ行こう、 そん…

三国サンセットビーチ☓三国港駅

ワンダーランドから水居駅に戻るのも気が引けたので、 わたしは芦原温泉に向かって歩いた。 田んぼの中に巨大な旅館が立ち並んでいる。 外から見るととても温泉街には見えない。 ボートレース場の脇を過ぎ、 あわら湯のまち駅へ向かう。 途中に足湯があった…

ワンダーランド☓えちぜん鉄道水居駅

せっかくの週末だというのに、 相変わらず夫が起きてくる気配がない。 どこかに連れて行って欲しいと思う反面、 ゆっくり休ませてあげたい気持ちもなくはない。 しかし夫の転勤で福井に来て数ヶ月。 わたしは福井のことを何も知らないし、 たまにはお出かけ…

毛谷黒龍神社

「俺、もう耐えられないよ」 帰宅するなり夫はそんなことを言う。 こんな時、わたしはどんな声をかけてあげればいいのだろう。 何言ってんのよ、頑張ってよ、 そんな言葉だと軽率な気がする。 夫の転勤で福井に来て3ヶ月が過ぎた頃だ。 日に日に夫の元気がな…

東尋坊☓三国港駅

脱サラして店を始めようとしたのはいいけれど、 実際には開店することすらできず、 夜逃げ同然で軽ワゴンに荷物を積んで街を飛び出した。 断崖絶壁の国道で僕は事故を起こした。 自分が無傷でいるのが不思議なくらい、 乗っていた車はくしゃくしゃになってい…

御誕生寺(猫寺)

私と相方の間に子供はいない。 お互いに気にしていないと言えば嘘になる。 私も相方も 子供を見れば可愛いと思うし、 両親にも孫をみせてやりたいと思う。 けど、どうしようもないこともある。 最近、 相方がペットショップに前で立ち止まることが多くなった…

赤兎山

赤兎山、なる山がある。 白山国立公園の南西部に位置し、 登山初心者にもおすすめらしい。 相方は昨年友人と登ったらしいが、 私は登ったことがない。 最近、自転車に乗るようになって 体調もすこぶる良好であるように感じる。 そんな訳で急遽登りに行くこと…

宮ノ下コスモス広苑

私は「花」には興味がない。 それでも満開の桜を見ると「おお」とは思う。 ただ、それだけだ。 ずっと以前、お付き合いしていた方が 「チューリップフェア」に行きたい、 などと言い出した。 花には興味ないのだが、 などと内心思いつつ、 一緒に行った。 //…

越前大仏に自転車で

相方が「おなかぷにゅぷにゅしてきたね」などと言う。 中年の領域に差し掛かれば腹は出るものだ、 そう割り切っていたものの、 言われればやはり気になってしまう。 日頃の不摂生と運動不足を反省し、 自転車を買うことにした。 大和田に最近できた「サイク…

鯖江・西山公園 〜オッサンと呼ばれたオッサン〜

たけふ菊人形の帰り道、 せっかくの「フリーきっぷ」なので 西鯖江駅で途中下車。 西山公園を散策することにした。 展望台までの道は「祈りの道」と呼ばれ、 ずらりと石像が並んでいる。 その数なんと420体。 いずれもプロの作品ではなく、 市民や賛同者によ…

福井鉄道・越前武生駅 〜たけふ菊人形とヨコガワ分店のボルガライス〜

私は花に興味がない。 そんな私が何故 たけふ菊人形に行こうかと思ったかと言えば、 ただ何となく電車に乗りたかっただけだ。 福井鉄道のサイトを覗き、 何かフリーきっぷでもないかとチェックしていたのだが、 土休日には魅力的なきっぷがあるものの、 平日…